みなさんもご存知のとおり、iPhone 7/7 Plusでイヤホンジャックが廃止されました。「私たちは、ケーブルのない未来を信じています」というフレーズからもわかるように、Appleが今後イヤホンジャックを復活させる可能性は低いでしょう。

使い勝手が悪くて決してスマートではない変換アダプタを使うくらいなら、ワイヤレスの製品を新たに買いたい! 欲望の赴くまま、気づけばApple 表参道でBeats By Dr. Dreの「Beats Solo3 Wireless」を購入していたのが昨日の私です。

iPhone 7 Plusと衝動買いしたBeats Solo3 Wirelessのローズゴールド

今回はBeats Solo3 Wirelessのアンボックスからセッティング、さらにはBeatsの未発売ワイヤレスイヤホンまで取り上げています。ネタバレが気になる方はご注意を!

Beatsらしいファッショナブルなデザイン

Beatsといえばスタイリッシュなデザインが特徴で、ファッションアイテムとしても人気のオーディオブランドです。カラーはグロスブラック、グロスホワイト、シルバー、ゴールド、ローズゴールド、ブラックの6色。今回は女性に人気のローズゴールドをチョイスしました。

実はBeatsブランドのヘッドホンを購入するのは今回が初めてだったりします。ドキドキ

内心「ローズゴールドのヘッドホンが似合うのって若い子だけじゃ……」と不安でしたが、当製品のローズゴールドはピンク味が抑えられているように見えます。ローズゴールド=甘いピンクとイメージしがちですが、これはiPhone 6sやMacBookなどのApple製品のローズゴールドよりもさらにシック。大人でも使えそうでよかった安心しました。

デザインは前シリーズのSolo2とほぼ同じ。光の当たり方によって発色の変化を楽しめるのはApple製品と共通のようです

オンイヤーのイヤーカップはふわふわ、モチモチのクッションつき。耳にぴったりフィットします。キャリングケースのロゴもちゃんとローズゴールドです

音質はクリアで重低音がよく響き、ライブのような臨場感があります。普段Appleの純正イヤホン「EarPods」を使っている人なら、きっと最初の一音で違いがわかるはず。

装着したところ

W1チップを搭載したヘッドホン、何がスゴい?

Beats Solo3 Wireless最大の特徴は、これまでのワイヤレスヘッドホンの常識をくつがえす「賢さ」です。W1チップという脳みそを新たに搭載したことで、3つのメリットがもたらされました。

1つめは、ワイヤレス特有の煩わしい操作をなくし、直感的につながるようにしたこと。セットアップは接続したいiPhoneのそばでヘッドホンの電源を入れ、画面上の「接続」をタップするだけです。同じiCloudアカウントで紐付いたApple Watch、iPad、Macともスムーズに切り替えられます。

画面上に表示されるヘッドホンもちゃんとBeats Solo3 Wirelessになっています

2つめは、バッテリー効率の向上により最大40時間ものバッテリー駆動時間を実現したことです。たった5分の充電で約3時間再生できるようになる急速充電にも対応。ワイヤレスの製品にありがちな、「充電が面倒で使わなくなる」という心配もありません。

3つめは、左のイヤーカップの「b」ボタンでSiriが起動できるようになりました。わざわざ音楽を停止しなくとも、ボタンを長押しするだけでSiriを呼び出せます。通話やSiriで話しかけると、周囲のノイズを取り除くデュアルビームフォーミングマイクロフォンも採用。音を聞くだけでなく、声を伝えるヘッドセットとしても優秀だということです。

発売前のワイヤレスイヤホンも気になる!

なおBeatsは、Beats Solo3 Wirelessのほかにも、W1チップを搭載したワイヤレスイヤホン2種を同時発表しています。

9月のAppleスペシャルイベントで発表された製品を一足お先にご紹介します

「PowerBeats3 Wireless」(税別19,800円)は、高度な人間工学に基づいたフィット感と、耐汗・防沫仕様が特徴のスポーツ向けワイヤレスイヤホンです。デザインはPowerBeats2を踏襲していますが、カラーリングを一新し、「Apple Watch Nike+」とのコーディネートを意識したラインアップに。

イヤーフック(手前の曲線部分)がぴったりとフィットするので、激しいトレーニングにも耐えられそうです

実物のホワイトはウェブの写真ほど真っ白ではなく、スポーツウェアに馴染む落ち着いた仕上がりでした。日々のワークアウトを盛り上げてくれそうな1台です。発売は10月下旬を予定。

「BeatsXイヤフォン」(税別14,800円)は日常使いにぴったりのワイヤレスイヤホンです。コンパクトなのに最大8時間駆動のバッテリーを持ち、急速充電にも対応。AirPodsやEarPodsの形状が耳にしっくりこない人も、カナル型のBeatsXなら、イヤーチップでフィット感を調節できます。W1チップを搭載したモデルの中では最もリーズナブルなので、ワイヤレスイヤホン入門編としても最適。こちらは今秋発売を予定しています。

iPhoneのアクセサリとして統一するならホワイト、万人のファッションになじむのはブラックといった印象です

未発売の製品も年末商戦までには発売開始するものと思われます。気が早いですが、今年のクリスマスプレゼントはワイヤレスヘッドホン・イヤホンが注目を集めるかもしれませんね。