Dropbox Japanは10月3日、日本一誇れる町、住みよい町を目指す埼玉県横瀬町が町づくりを推進するために立ち上げた官民連携プロジェクト「よこらぼ」に参画することを決定し、9月30日に横瀬町で開催したキックオフ・プロジェクト説明会において同社の施策計画について発表した。

説明会で笑顔を見せる富田町長(中央)ら

よこらぼは、人口8500人の緑豊かな小さな町の横瀬町において行政と住民、企業がコラボレーションし、地域活性化を目指す新しいプロジェクト。近年、横瀬町は観光資源の枯渇や産業の衰退などの課題を抱えており、民間企業や個人から事業を募集することで、地域活性の呼び水とすることをを目指している。

キックオフ・プロジェクト説明会では、横瀬町町長の富田能成氏がよこらぼの概要を説明し、その後はDropbox Japan、日本IBM、西武鉄道などプロジェクトに携わる企業より、それぞれの施策の概要などについて発表した。

また、よこらぼで活動をする個人を「よこらぼサポーター」として公認し、サポーターは説明会会場としても使用した「あしかくぼ笑楽校」をオフィスとして無料で使用することができるなどの説明が行われた。

Dropboxでは「災害情報など緊急時に必要な情報をDropboxを通じて提供」「町民DropboxアンバサダーによるDropbox講習会の開催支援」「Dropbox上で町民によるフォトコンテスト」の3つの施策を予定している。

災害情報など緊急時に必要な情報をDropboxを通じて提供については、横瀬町公式ウェブサイトで提供している町民向け情報をDropbox上で共有するほか、「横瀬町防災ガイドブック」など特に災害時に必要な町民向け情報を展開する。

また、町民DropboxアンバサダーによるDropbox講習会の開催支援に関してはDropboxアンバサダーを役場、町民から募集す、アンバサダー向け講習会を実施することに加え、Dropboxアンバサダーによる町民向け使い方講習会を実施。

さらに、Dropbox上で町民によるフォトコンテストでは横瀬町で実施される活動や特徴(例:体育祭、鉄道車両基地の開放日、季節の花が咲くタイミング)に焦点を当てた写真コンテストを実施し、写真をDropbox上で共有する。これらの施策は横瀬町との話し合いのうえ詳細を決定し、実施する予定だという。

今後、Dropboxでは災害時に必要な情報の提供やフォトコンテストの写真の共有など、町民と役場の情報共有を支えるコラボレーション・プラットフォームとして、Dropboxを活用してもらえるようにIT環境や町の活性化を支援していく考えだ。