NTTレゾナントは6日、メディアカンファレンスを開催し、2016年度下期事業展開を説明した。AI(人工知能)がQ&Aコミュニティ「教えて! goo」の質問に回答するなど、ユニークなサービス展開を考えている。また、LTE対応ながら税別(以下同)7,800円で購入できる4インチのスマートフォン「g06」(グーマルロク)についても詳細が明らかにされた。

NTTレゾナントは6日、メディアカンファレンスを開催。教えて! gooのAI導入や、4インチスマホ「g06」などを発表した

Q&AコミュニティでAIが回答

冒頭、NTTレゾナント代表取締役社長の若井昌宏氏が登壇して、2016年度下期の事業展開を説明した。2016年度上期は、教えて! gooの利用者が前年同期比で17%アップしたという。岩井氏は好調の理由として、アプリ機能の拡充、子育て・育児といった女性向けコンテンツの人気、他サイトとの連携、といった要素を挙げた。

登壇するNTTレゾナント代表取締役社長の若井昌宏氏。2016年度上期は、教えて! gooの利用者が前年同期比で17%アップするなど、全体的に好調な業績だった

下期の展望について、同氏は「先進技術などを活かして、4つの新しいサービスにチャレンジしていきたい」と語る。

なかでも最大のチャレンジとなりそうなのが、教えて! gooに導入するAIを活用したサービスだ。これは一般の利用者が投稿した相談内容をAIが理解し、最適な回答やアドバイスを提供するというもの。まずは恋愛相談カテゴリーにおいて、9月6日より開始される。その特徴について、岩井氏は「膨大な知見を活かして素早く回答できる。相談者の気持ちに寄り添った"人間らしい"回答ができる」とアピールする。

教えて! gooにAIを活用したサービスを導入する

人生相談など回答が決まっていない質問に対して、ディープラーニングを活用し複数の文章を組み合わせることで、自然な回答を生成する本技術。NTTレゾナントが独自に開発したもので、現在特許出願中だという。なお今後は育児、旅行、介護といったカテゴリーでもサービスの提供を予定。ゆくゆくは、利用者の属性に合わせて最適な回答を取捨選択する技術も付加していくとのことだった。

チャレンジの2つめは、スマホのアプリを検証する「Remote TestKit」のビジネス展開の強化。もともとは開発者向けに提供していたものだが、その品質の高さから、ゲーム、ECサイト、Webサービス提供企業など世界中の1,400社に導入されてきた。今回、新たに韓国・ソウル市にRemote TestKitの提供環境を構築、韓国企業向けにリーズナブルな使い放題のプランなどを提供していく。

スマホアプリの動作検証を行う「Remote TestKit」のビジネス展開を強化する

チャレンジの3つめは、広告事業の拡大。月間7,500万人が利用している、教えて! gooの閲覧データを活用して、利用者の関心事をピンポイントで把握。独自の分析などを織り交ぜ、利用者のプロファイリングを実現した。これにより、精度の高いターゲティングが可能になったという。例えば、PCのセキュリティソフトの広告展開ではソフト購入数を20%もアップさせることに成功した。今後は、これを航空会社、損害保険といった分野での広告展開にも応用していく。

教えて! gooの閲覧データを活用した広告事業の拡大なども検討している