NECディスプレイソリューションズは6日、ワイヤレスプレゼンテーション機器「MultiPresenter Stick」を販売開始した。同日から受注開始。価格はオープンで、NECが運営するSOHO/企業向けショッピングサイト「得選街」での価格は税別33,000円前後。

MultiPresenter Stick

持ち運びに便利なスティック型の会議・プレゼンテーション用デバイス。液晶ディスプレイやプロジェクターなどのHDMI端子に装着し、クライアント用アプリと組み合わせ、ノートPCやタブレット、スマートフォンなどの端末で会議参加者の画面を簡単な操作で共有できる。参加端末は無線LAN経由での接続となり、ケーブル配線やつなぎ替えの手間が不要。

大画面液晶ディスプレイやプロジェクタのHDMI端子に本体を装着すると、アプリケーションが起動し、画面上に4桁のPINコードが表示される。会議参加者の端末にクライアント用アプリをインストールし、PINコードを入力すると、ワイヤレスによる画面表示が可能となる。

機能面では、MultiPresenter Stickに接続した複数のPCやタブレット、スマートフォンの画面の一覧表示や、表示画面の共有・キャプチャ、ファイルを参加者に配布できるファイルサーバ機能などを備える。本体1台を既存ネットワークに追加し、そのネットワーク経由で各端末をMultiPresenter Stickに接続する場合は最大50台、本体1台を無線LANアクセスポイントとして、参加端末を直接本体に接続する場合は最大12台まで同時接続できる。

クライアント用アプリは、Windows/MacOS/Android/iOSそれぞれで専用アプリを用意。Windows、MacOS用は同社Webサイトから、Androidは「GooglePlay」から、iOSは「APP Store」から無料でダウンロードできる。

本体サイズはW117×D47×H14mm、重量は45g。発売後1年間で1万台の販売を見込む。