SCSKは8月29日IoTベンダー各社が提供するIoTプラットフォームサービスを使い、収集したデータをマイクロソフトのクラウド「Microsoft Azure(以下Azure)」に蓄積し、自動制御・分析を行う上で、レッドハットがビジネスルールマネージメントシステム(以下、BRMS)である「Red Hat JBoss BRMS(レッドハット ジェイボス ビー・アール・エム・エス)」を「Azure」上で利用するためのソフトウェア・サブスクリプション&サポートおよび構築サービスと、データ利活用のコンサルティングサービスを9月1日から提供開始すると発表した。

これにより、事業者は自社が既に利用しているIoTプラットフォームと「Red Hat JBoss BRMS」、「Azure」を連携させることで、データの「フィルタリング」「蓄積」「分析」「見える化」を実現するIoTクラウドプラットフォームを構築することが可能になるという。

Red Hat JBoss BRMS on Azureイメージ

今回のサービスは、同社がレッドハットと日本マイクロソフトとの戦略的な提携の一環として提供するもの。

同社はマイクロソフトとの戦略的な提携としては、2015年3月に、ハイブリッドクラウド戦略の強化のためにSCSKのクラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)」のラインアップにAzureを追加しサービス提供。

「Red Hat JBoss BRMS on Azure」については、2009年より国内最初のJBoss Premier Business Partnerとして活動している。

Red Hat JBoss BRMS ソフトウェア・サブスクリプション&サポートでは、「Azure」上で利用可能なソフトウェア・サブスクリプションのほか、SCSKサポートチームがレッドハット社技術開発への仕様要求を含むサポートを提供する。

構築サービスでは、Azure上へのRed Hat JBoss BRMSの環境構築(インストールから設定まで/ルール構築は含まれない)を提供。価格は、Red Hat JBoss BRMS ソフトウェア・サブスクリプション&サポートと構築サービスで500万円(利用料は初年度)。

そのほか、データ利活用のコンサルティングサービスも提供する。価格は300万円~。