参加者には、ご飯の香りや艶(つや)、甘みや旨みに加えて、炊飯器本体のデザインや使い勝手、さらには得意技の炊き方などを評価してもらった。以下、メーカーごとに声をまとめる(50音順)。
フタが閉まるのは画期的 - 象印マホービン
発売前ということもあり、2台とも白米の標準コースで炊飯したが、「お米の表面はツヤツヤで中はふっくらしていて、旨み、甘みもある」など、総じて高い評価を得た。ご飯をよそった後に、指で軽くボタンを押すと自動でボタンが閉まる「スマートクローズド」機能に対して、「画期的」「感動」「超便利」といった声が多く寄せられた。
ふっくら麦飯が大好評 - タイガー魔法瓶
白米極うまコース(56分)と麦飯(押し麦3割)を実施。白米は「甘みを感じる」「香りが良い」との感想が寄せられたが、それ以上に好評だったのが麦飯。「美味しく炊くのが難しいといわれる麦飯がとても上手に仕上がっていた」「ふっくらと食べごたえのある麦飯にびっくり!」などの声が挙がっていた。
早炊きの認識が変わった - 東芝
白米かまど名人・おすすめ(55分)と、白米・そくうまコース(30分)で試食。おすすめコースも好評だったが、そくうまコースで炊いたご飯も高い評価。「早炊き(そくうま)でこれだけ美味しいとは驚き!」「早炊きの認識が変わった」など、「早炊きのご飯は美味しくない」という常識を覆す声が少なくなかったのが印象的だった。
お赤飯は料亭の味! - パナソニック
白米銀しゃりふつう(48分)と赤飯(46分)を実施。白米は毎回安定して高い評価を得ており、今回も同様の結果だったが、多くの参加者が驚きの声を上げたのが赤飯だった。「ザル上げ無しで50分以下とは! 弾力のあるもっちりした赤飯に感動!」「これだけ美味しい赤飯が自宅で作れるのはありがたい」「料亭で食べているような味。小豆も柔らかく美味しかった」と絶賛の嵐だった。
おにぎりにしたい冷やご飯 - 日立アプライアンス
白米極上ふつう(50分)と、極上ふつうで炊飯後の「冷やご飯」で試食。白米極上ふつうは「もちもち感が絶妙」「甘さ、硬さ、ねばり、すべてのバランスが良い」「おかずと一緒に食べるとさらに美味しく感じる」など総じて高評価だったが、冷やご飯に対しても「この冷やご飯なら鮭おにぎりにして食べたいと思った」「お弁当に持っていきたい」との声も。さらに、「洗う時のパーツがたったの3点なのは◎」と使い勝手についても高評価だった。
毎日食べたくなる玄米 - 三菱電機
白米・銘柄芳醇炊き(ひとめぼれ・62分)と玄米芳醇炊き(93分)で実施。銘柄芳醇炊きは「銘柄炊きの名前の通り、みずみずしく、粒感もありふっくらしており、お米の良さを引き出している」と高評価。玄米に対しても「ふっくらと炊き上げており、こんな玄米なら毎日食べたい」という声も。さらにデザインについては「炊飯器らしくない丸いフォルムがすっきりとしている」「丸くて可愛らしい」「人に見せたくなるドヤ感のあるデザインが秀逸」といった声も。