KDDIは28日、「au発表会 2016 Summer Vol.2」を開催。シニア向けの2機種「BASIO2 SHV36」「かんたんケータイ KYF32」を2016夏モデルのラインナップに追加した。

KDDIは28日、「au発表会 2016 Summer Vol.2」を開催。シニア向けの2機種「BASIO2 SHV36」「かんたんケータイ KYF32」を2016夏モデルのラインナップに追加した

シニア層に向けた施策の狙い

説明会の冒頭、KDDI 執行役員コンシューマ事業本部の菅隆志氏が登壇してプレゼンを行った。KDDIでは現在、利用者に”感動水準のユーザー体験”を提供することを目指した、「お客さま体験価値向上プロジェクト」を実施している。スマートフォンの購入から応用まで、スマホライフを徹底的にサポートする「auスマートサポート」も、このKDDIの取り組みのひとつと言える。

KDDI 執行役員コンシューマ事業本部 コンシューマ営業本部長 兼 コンシューママーケティング本部長の菅隆志氏

auスマートサポートは「スマホお試しレンタル」から始まり、「ご自宅訪問契約」「24時間電話サポート」「使い方ガイドブックプレゼント」「お客さま体験イベント」など7項目で利用者のスマートフォンライフを支援する取り組み。その会員は2016年6月現在で3万6千人に到達している。内訳を見てみると50代以上が50%以上を占めるなど、高齢者の利用も目立つ。そこでKDDIでは、シニア世代に向けた携帯電話とサポートサービスを充実させていきたい考えだ。

利用者のスマートフォンライフを支援する「auスマートサポート」(左)。その会員には数多くの高齢者を含んでいる(右)

世代によってコミュニケーション手段は異なる。これは所有している携帯電話の違いにも依るものだ。つまり40~60代がフィーチャーフォンでの通話を重視しているのに対して、10~30代はスマートフォンでSNSをよく使っている。このツールの違いは、コミュニケーションの頻度にも影響するようだ。

親世帯と子世帯が別居する家族形態が拡がるなか、KDDIでは家族間のコミュニケーションを増やす手段を積極的に提供していくのが狙い。菅氏は「すべてのお客さまにコミュニケーションの喜びをお伝えしたい」としている。

世代によってコミュニケーション手段は異なる。所有している携帯電話が違うからで、これによりコミュニケーションの頻度も異なってくる