BookLiveは8日、家族に限定して写真や動画を共有できるアルバムアプリ「リコネ」の一部ユーザーにて、登録した家族情報が、別の家族から閲覧できる状態になっていたと発表した。同社はこれに伴い、「リコネ」の全サービスを終了する。

BookLiveからの告知文(一部)

「リコネ」は、写真や動画を家族間で共有できるAndroid/iOS向けのアルバムアプリ。Google Playストア上でユーザーから指摘があり、調査したところ、Android端末を利用している一部ユーザーの間で、最大38件の家族情報が閲覧できる状態となっていたという。

原因は、Android端末と家族情報を紐付けるデータの一部が重複していたため。閲覧できる状態となっていた家族情報は、写真、動画、登録した家族一覧情報(二ックネーム、生年月日、続柄、メールアドレス)、登録した子供の情報(名前、生年月日、性別)。

BookLiveでは、個人情報漏洩の可能性があるユーザーに対し、1,000円分のクオカードを送付する。メールアドレスを登録していないユーザーもいるため、希望者は問い合わせ窓口への連絡を呼びかけている。

合わせて、「確実に再発を防止する」として、「リコネ」の全サービスを終了する。Android版では、7月8日18時に「写真/動画の閲覧」「写真/動画の追加(アップロード)」「生中継機能」「家族一覧及びお子さま情報の閲覧」を停止。8月8日12時に全機能を停止する。iOS版では7月8日に「写真/動画の追加(アップロード)」「生中継機能」を停止し、8月8日に全機能を停止する。PCから閲覧できるブラウザ版では、8月8日12時に全機能を停止する。

なお、「リコネ」はBookLiveの他サービスから完全に独立しているため、他サービスへの影響は一切ないとしている。