米Googleの衛星画像サービス「Google Earth」の画像が高画質化した。アメリカ地質調査所が運用している人工衛星「Landsat 8」のデータを活用するほか、新しい画像処理技術を採用して実現。米国時間27日から提供を開始する。

ミシガン州デトロイト

「Landsat 8」は2013年に軌道投入された人工衛星で、USGS(アメリカ地質調査所)/NASAのLandsatプログラムにおける最新センサーを搭載し、高精細で正確な画像をキャプチャしている。衛星画像は曇っていることが多いが、Googleではひとつの場所に対し数百万枚の画像を参照。700兆ピクセルで容量1ペタバイトにもなる巨大なLandsatの撮影イメージから、雲のないピクセルを探し出し、最もクリアなピクセルを組み合わせ、雲のない画像を合成した。

Google Earthの新しい衛星画像はGoogle Earthを起動するか、Googleマップで「Earth」を選択することで閲覧できる。

ニューヨーク州の画像。上が従来のGoogle Earth、下が新しいGoogle Earth。精細になっていることがわかる