米Qualcommは5月31日、省電力ウェアラブルデバイス向けSoC「Snapdragon Wear 1100」を発表した。
今年2月に発表したSnapdragon Wear 2100が多目的ウエアラブルデバイス向けSoCであるのに対して、Snapdragon Wear 1100はフィットネストラッカー、スマートヘッドセット、子供や高齢者向けのスマートウォッチなど、より用途が絞り込まれたウエアラブルデバイスをターゲットにしている。コンパクトで省電力性能に優れ、常時接続、スマートセンシング、セキュアロケーションといった機能を実現する。
CPUはARM Cortex A7。パッケージサイズは79平方ミリで、Qualcomm QSC6270より45%も小さい。省電力性については、350mAhのバッテリーを搭載したデバイスにおいて最大7日のLTEスタンドバイが可能になるように設計されている。PSM(Power Save Mode)をサポートする次世代の4G LTE CAT 1マルチモード・モデム、Vive Wi-Fi/Bluetoothを内蔵。CSFBやVoLTEによる音声サービス、iZat Gen 8c GNSSによる位置情報サービスをサポートする。また、Linuxベースのアプリケーションに対応するアプリケーションプロセッサを搭載する。