Management System 3」を連携させることで、多様なプラットフォーム間でジョブの連携を実現している。

ネオアクシスは5月17日、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)のPower Systems「IBM i」で稼働するジョブ運用ツール「Toolbox for JP1」の出荷を開始すると発表した。同製品は、Toolboxと日立製作所社のジョブ管理製品「JP1/Automatic Job Management System 3」を連携させることで、多様なプラットフォーム間でジョブの連携を実現している。

製品導入イメージ

IBM iだけであれば、CLプログラム(制御言語)の自動実行で多くの処理は自動化が可能だが、異なるプラットフォーム間でのジョブの連携は困難であり、この課題を解決するため同製品が提供されることとなった。

各プラットフォームへ投入するジョブは、マネージャ機能によってスケジュール管理され、開始のタイミングや先行ジョブの終了を検知し、後続ジョブを起動するなど、複数のジョブを詳細に実行管理できる。また、先行ジョブの実行結果に応じて、次に実行する後続ジョブを選択することも可能。

ジョブ実行の自動化によるメリットとして、ジョブの実行をスケジュール化することで運用担当者の工数を削減でき、夜間バッチ処理に限らず、日常必要なジョブの実行の場合でも効果を発揮できる点や、人為的なミスや不正を自動化により防止できる点などがあるという。

価格(税別)は、P05(最小構成)が46万から(CPUグレードによる価格体系となり、別途「JP1/Automatic Job Management System 3」が必要)。