ベンチマーク結果「3DMark v2.0.2067」

まずは3DMarkの結果から紹介する。2016年4月にバージョン2.0へアップデートした3DMark。VR対応テストのプレビュー版が追加された点が大きなトピックだが、それ以外にもUIの変更なども行われている。実行すると使用しているシステム構成に合わせて、推奨するテストが自動的に表示されるようになっている。今回テストしたグラフィックスカードでは、いずれも4K向けのプリセット「FireStrike Ultra」がレコメンドされた。

3DMarkを起動すると推奨されるテストが自動的に表示される。今回はいずれも「FireStrike Ultra」となった

それでは結果を見てみると、総合スコア、GraphicsスコアともにGTX 980 Ti(OC)比で10%ほど、TITAN X比で20%ほど、GTX 980(OC)比で50%ほどパフォーマンスが向上している。同じレンジのGTX 980はいざしらず、それよりも上位モデルであるGTX 980 Ti(OC)やTITAN Xをあっさりと上回った。

GeForce GTX 1080の発表会における「GTX TITAN X比で2倍の性能」からすると、少し物足りないと思うかもしれないが、あれはVRコンテンツにおけるパフォーマンス比較とのことで、通常の3D性能はこのくらいの性能向上ということになる。