アップルは4月19日、新しい12インチMacBookを発表しました。カラーバリエーションにローズゴールドが加わり、処理速度など性能もパワーアップ。2015年3月に発表された初代モデルから約1年ぶりのアップデートとなりました。価格は据え置きの148,800円(税別)から。
今回ローズゴールドモデルを触る機会を得たので、20代の女性ライター視点でMacBookをレビューです。iPhoneユーザーだからそろそろMacデビューしたい、友だちにも自慢できるかわいいモバイルノートがほしい……そんな悩めるユーザーの参考になれば幸いです。
アップルのローズゴールドにハズレなし! アクセサリも充実
まずは見た目から。アップルのローズゴールドといえば、2015年秋のiPhone 6s/6s Plusの新色として初登場し、その後Apple Watch、iPhone SE、9.7インチiPad Proにも追加されてきました。今や発表のたびに「カワイイ!」とSNSで話題になり、その反応がネットニュースになるほど。今回もMacシリーズ初のローズゴールドということで注目を集めています。
MacBookでは外側のケース部はもちろん、手のひらを置くパームレストとトラックパッドもローズゴールドで統一。作業中も気分を上げてくれます。キーボードとベゼル(ディスプレイの縁)はブラックなので、ベゼルが白いiPhoneのローズゴールドモデルとはまた違い、より大人びた印象を受けますね。
ローズゴールドは手の向きや環境によって、まったく違った色に変化するのも特徴です。たとえば直射日光の当たるテーブルで撮影すると、こんなにも見え方が変わります。
太陽光の当たり方によってもパールピンクに見えたり、グレーを含んだシックなピンクに見えますね。ローズゴールド本来の色と、実際に目に入る色の印象は全く異なります。洋服選びと同じように、ウェブの写真だけでなくできれば実物を見て選ぶことをおすすめします。
サイズは厚さ13.1mm、重さ0.92kgと"Mac史上最薄・最軽量"なだけに、荷物の多い女性のバッグにもすっぽり収まり、持ち運びも苦になりません。実はSmart Keyboardを装着した状態の12.9インチiPad Proよりも軽いので、タブレット端末を持つ感覚でスマートに持ち運ぶことができます。
アップル製品はそのままでもスタイリッシュですが、アクセサリが充実している点も特徴です。ハードケース、クラッチバッグ、キーボードカバーなど、各社からおしゃれなアイテムが販売されており、MacBookを自分仕様にデコレーション可能。
PCバッグはマーク BY マーク ジェイコブス、キャス キッドソン、ケイト・スペード、マリメッコなどブランド物も揃っていて、MacBookのデザインと相性抜群。ただオシャレなだけでなく、ケースやバッグは衝撃から守ってくれますし、キーボードカバーは飲み物やホコリを防いでくれます。
初代モデルよりサクサク、バッテリーもより長持ちに
では性能はどうでしょうか? 初代モデルに引き続き採用されたのが、12インチのRetinaディスプレイと感圧センサー内蔵の「Force Touch」トラックパッド。プロセッサはIntelの第6世代Core Mを搭載、グラフィックス性能の向上、ストレージの高速化を実現しました。
バッテリー駆動時間は無線接続のWebブラウジングで最大10時間、iTunesムービー再生で最大11時間まで延長しました。つまりざっくり言うと、「前モデルと同じ見た目だけど、よりサクサク動くしバッテリー持ちもよくなったよ!」ということです。
もともとMacBookはライトな使い方を想定したモデルなので、他のMacシリーズに比べいくぶん性能は劣ります。しかしウェブサイトを楽しんだり、レポートの文章を書く程度なら十分事足りるのでご安心を。一方動画編集や本格的な3Dゲームなど、負荷のかかる作業が中心なら、Macbook Proなどパワフルなマシンをおすすめします。
基本はワイヤレスで! ポートはUSB-C1基のみなのでご注意を
薄くて軽く、持ち運びに便利なMacBookですが、インターフェースはUSB-Cポートが1基とヘッドフォンジャックのみである点はご注意を。MacBookはワイヤレスでの接続を推奨しているため、そのままではSDメモリーカードや一般的なUSBメモリーが挿せません。
そのため、必要に応じて「USB-C - USBアダプタ」(税別2,200円)など各種アダプタを用意しましょう。USB Type-Cポートは電源ポートでもあるので、充電しながらUSB機器を使いたいなら、「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」(税別9,500円)などを準備する必要があります。
とはいえiPhoneやiPadとはiCloud経由で同期できますし、AirDropを使えば簡単に他のiOS端末とデータをやりとりできます。新しいMacBookを選んだきっかけに、新しく使い方も変えてみてはいかがでしょうか。