エルピクセルは4月7日、生命科学分野の学術論文の画像に切り貼りや加工などの不自然な箇所がないかを自動で検出するソフトウェアの最新版「LP-exam Pro 2.0」の販売を開始したと発表した。

同社は、2014年に同ソフトの無償オンライン版を公開。2014年7月にオフライン版「LP-exam Pro」をリリースしている。今回のアップグレードでは、同オフライン版に加工度合いのスコア化による自動判定システムを搭載したことで、効率的に不適切な画像処理を検出することが可能となった。バンド画像の細線化やエッジ抽出、その他解析サポートツールなど、オンライン版では実装されていないさまざまな画像処理を組み合わせて、目的に応じたカスタマイズを行うことが可能だという。

自動判定機能の画面イメージ。指定したフォルダ内の全実験画像に対して自動的に改変検査を実施する