ヤマハミュージックジャパンは、Steinberg Media Technologies が開発した、プロフェッショナル向けの波形編集・マスタリングのソフトウェア「WaveLab Pro 9」と、基本性能にフォーカスしたエントリーグレード「WaveLab Elements 9」を発売した。価格はオープンプライス。
「WaveLab Pro 9」および「WaveLab Elements 9」は、放送プロダクションやマスタリングスタジオ、プライベートスタジオ、学校、整音や音声解析の現場などで使用されている波形編集・マスタリングソフトウェアの最新バージョン。「WaveLab Pro 9」では、ステレオ処理で一般的なL/R(左/右)方式に加え、新たにM/S(Mid/Side)方式にもフル対応。オーディオモンタージュ、編集、メータリング、プラグインレベルのすべてでM/S方式の処理が可能となっている。
また、リボン&タブレイアウトと新しいドッキングシステムを備えたユーザーインタフェースを採用。マスターセクション・プラグインスロットの拡張、モニタリング機能も強化された。イコライザーやコンプレッサーなどのモジュールを組み合わせてマスタリングチェーン(最大4チェーンを記憶可能)を作成することができるマスタリングエフェクト「Master Rig」の新搭載も行われている。「Cubase」のオーディオイベントを「WaveLab」で開く、「WaveLab」で作業を行っているオーディオファイルに対して元のプロジェクトを「Cubase」で開くなど、「Cubase」との連携もさらに強化されている。