3月17日(現地時間)、MicrosoftはExcel 2016が備える「取得と変換」機能についてアピールする記事を公式ブログに掲載した。同機能を使用すると、データソースの検索やデータへの接続を行い、そのデータ形状と目的に見合った方法で整理。ここから得られた情報は共有やクエリを使用したレポート作成に用いることができる。

<取得と変換>からデータソースを選択し、各種分析に利用できる(公式ブログより抜粋)

ExcelチームのシニアプログラムマネージャーMiguel Llopis氏は、分析開始時に解決すべきは関連データの収集だが、Excel 2016はデータの収集と変換を完結に行う「取得と変換」を供えた。Power Queryという個別のアドインを用いていたが、Excel 2016は<データ>タブの<取得と変換>からネイティブな機能として実行できると説明した。Excel 2016はこの他にも合理化したデータ分析や予測機能、Power BIとの連携など数多くの機能を備えている。

3月22日(現地時間)から開催する「Microsoft Data Insights Summit」(公式ブログより抜粋)

Microsoftは3月22日(現地時間)から「Microsoft Data Insights Summit」を米ワシントン州ベルビューで開催し、Excel 2016を活用する各種テクニック紹介やデータ分析の方法を紹介する。このイベント開催に合わせてExcel 2016の機能を改めてアピールしたのだろう。なお、同イベントは無料ライブストリームの配信を予定している。

阿久津良和(Cactus)