ティアックは3月16日、USB DACを搭載したハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプ「HA-P5」を発表した。発売は3月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別55,000円前後。

HA-P5

HA-P5は、2月13日のポタ研2016冬で初公開されたポータブルヘッドホンアンプだ。DACチップにバーブラウンの「PCM1795」を採用し、DSD 5.6MHzやPCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源再生に対応(USB入力時)。本体正面にLEDランプが付いており、入力しているデータのサンプリング周波数を表示する。

実用最大出力は160mW×2(32Ω)で、L/Rグランドセパレート設計のヘッドホン出力(3.5mm4極ミニジャック)を装備。オペアンプはバーブラウンの「OPA1602」を搭載し、ディスクリート構成を採用している。また、44.1kHz系と48kHz系のマスタークロックを1基ずつ搭載し、正確なDA変換を実現する。

Windws PC・Mac向けアプリ「TEAC HR Audio Player」やiOS向けアプリ「TEAC HR Audio Player for iOS」に対応。入力端子はUSB A、USB Micro B、3.5mmステレオミニ(同軸/光デジタルと兼用)を装備しており、USB AはiPhoneとカメラコネクションキットなしで接続できる。

本体上面

底面

側面には、ゲインセレクター(ハイ/ロー)、入力セレクター(デジタル/アナログ)のほか、USB充電のオンオフを切り替えるスイッチを搭載。バッテリー駆動時間は約5時間となっている(iOSデバイス接続時)。対応ヘッドホンインピーダンスは16~600Ω。素材はアルミで、カラーはホワイトシルバーを採用した。サイズはW65.4×H121.4×D21.6mm。重量は182g。

専用アクセサリーとして、オーダー家具ブランド「KOMA」とコラボレートした無垢ウォルナット材のトレーや、Van Nuys製のレザーラップを開発。ともに日本製で、価格や発売時期は未定となっている。

ポタ研2016冬で撮影した「HA-P5」