米AMDは14日(現地時間)、Game Developers Conference 2016に合わせて開催したイベント「Capsaicin」(カプサイシン)で、VR(Virtual Reality)/AR(Augmented Reality)ヘッドマウントディスプレイ「Sulon Q」を発表した。具体的な発売日や価格は未定だが、晩春に発売したいという。
「Sulon Q」はカナダのスタートアップ企業Sulon Technologiesが開発するヘッドマウントディスプレイで、本体内部に"Carrizo"世代のノートPC向けAPU「FX-8800P」や、8GBメモリ、256GB SSDを搭載するほか、Wndows 10をプリインストールし、外部接続用のPCを接続しなくとも利用できる。ディスプレイは2,560×1,440ドットの有機ELで、リフレッシュレートは90Hz、視野は110度。また、内部に空間処理用のプロセッサを備えるという。
AMDが公開した「Sulon Q」の紹介動画 |
「Sulon Q」による「Magic Beansというデモ |
ジェスチャーに加えて、付属のワイヤレスキーボードやマウス、Windows 10対応のゲームパッドで操作が可能。また、サウンド面では、GenAudioの3Dサラウンドサウンド技術「AstoundSound」を採用するほか、2基のノイズキャンセリングマイクを搭載する。
このほか、通信機能はIEEE802.11n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、インタフェースはUSB 3.0×2、出力用のMicro HDMI、3.5mmオーディオジャック。