ロバート氏によれば、製品のポイントは優れた安定性やスピードにあり、Bebop 2は63km/時の向かい風にも耐えることができるという。また、プロペラの改善で推進重量比が向上しており、100mの高度に到達するのに18秒しかかからないとのこと。ちなみに、水平方向のスピードも時速60kmと非常に高速だ。

開発時に行われた風洞実験の様子。63km/時の向かい風にも耐えられる

わずか18秒で高度100mに到達する

安全面についても考慮されており、プロペラが何かに接触した場合にモーターを止める緊急停止機能のほか、高度及び飛行区域の制限機能、自動帰還機能などのシステムが搭載されている。

ものに触れるとプロペラが自動的に停止する「カットアウト・セーフティ」を搭載

4,000mという高度でも飛行が可能

カメラは、1,400万画素の撮像素子と新しい魚眼レンズを搭載しており、歪みのない静止画・動画を撮影できる。またフルデジタルの画像安定技術「3軸デジタル安定システム」によって機体の振動に関係なくブレの少ない空中映像を撮影することが可能。

さらに、ユーザーからのフィードバックでカメラの取り付け角度を30度変えており、地上映像の撮影がしやすくなっている。撮影画像はJPEGのほかRAWやDNGで記録でき、PhotoshopやLightroomなどのアプリに直接取り込んで編集することもできるとのことだ。

3軸デジタル安定システムによるブレのない映像も披露された