NTTカードソリューションは3月1日、 同社の「ギフトIDオンデマンドサービス」とクローバー・ネットワーク・コムが 提供する「Doc Mail」を利用して、電子ギフトの受取りが可能となる新たな「SMSギフト受取サービス」を提供開始した。

ギフトIDオンデマンドサービスはAPI連携により電子ギフトを払い出すサービスで、Doc Mailは携帯電話へSMS(ショート・メッセージ・サービス)を一括送信できるサービス。

これまで企業が電子ギフトを個人客に届ける場合は電子メール配信やWeb画面での表示が一般的だったが、新サービスを利用することで、より確実に送付できるようになるとしている。また、電子メール配信やWebシステムを自社で新たに構築することなく、電子ギフトを経済的に送付可能になったという。

SMSギフト受取サービスの提供イメージ (EJOICAセレクトギフトplusを送る場合)

同サービスのメリットについて同社は、電子メールアドレスが不要で携帯電話番号のみで送信可能、封入・封函・発送(郵送)に関わる作業や費用などのコスト削減が可能、ギフトを受け取るまでのリードタイムを短縮可能、ギフトの供給から発送までワンストップでの一括管理が可能、送信ログの管理やギフト受取り率等の分析が可能、受け取り側はセキュアかつ簡単な操作で電子ギフトのスピーディな受け取りが可能といった点を挙げる。

従来、企業が電子ギフトを電子メールで送る場合、送信先アドレスの誤りや携帯電話アドレスのブロック機能による受け取り客からの不達問い合わせなどの対応が発生していたという。また、店舗来店型のキャンペーンの場合は、メールアドレスを取得する際に手書きのため誤記が発生し、電子ギフトを送れないなどの課題もあったとしている。

携帯電話やスマートフォンが広く普及している現在において、携帯電話番号でテキスト・メッセージを送信できるSMSを活用することで、 電子メール不達や顧客への対応稼働を回避するための新たなソリューションとして、 同サービスを提供することにしたとのことだ。

なお、中古車の買取・販売事業を行うガリバーインターナショナルが、同社が運営するガリバー店舗での来店感謝クーポンなどにNTTカードソリューションの電子ギフトである「EJOICAセレクトギフトplus」と共に同サービスを採用したという。