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BetaNewsは2月23日(米国時間)、「90 percent of Android devices are running an outdated OS」において、Androidデバイスの90%以上が脆弱性の存在している古いバージョンで動作しているという調査結果を伝えた。さらに企業で使われているAndroidデバイスの32%が、バージョン4.0およびこれよりも古いバージョンで動作しているとしており、Stagefrightといった脆弱性の影響下にあることが疑われる状況にあると指摘している。

また、同様の問題はAndroidのみならずiPhoneにも存在しており、最新バージョンのiOSが動作しているiPhoneは20%にとどまっていると指摘。さらに、企業ネットワークに接続しているにもかかわらず、メーカーによるサポートが提供されなくなっているモバイルデバイスの数は2000万台を超えているという。さらに、サポートが提供されていてもアップデートが適用されていないモバイルデバイスもあり、これらは企業活動においてセキュリティ上の懸念になっていると説明している。

情報セキュリティへの対策の遅れが企業活動に深刻な影響を与えており、その範囲も被害総額も年々増加していることはさまざまなセキュリティファームが報告しているが、改善する積極的な理由は見つからない状況にある。とはいえ、常に最新のソフトウェアにアップデートするとともに、さまざまなサイバー攻撃を受けることを前提としたシステム構築や対策の実施が求められる。