カシオ情報機器は15日、小売店の免税店化にともない、レジ会計業務の手間を支援する「免税対応レジスター」を発表した。3月1日から発売する。価格はオープン。

免税対応レジスター

外国人旅行者と国内顧客に1台で対応できる免税対応のレジスター。旅券番号・国籍・氏名・生年月日から、外国人旅行者を認証するパスポートリーダーが付属。パスポートリーダーによる認証情報とレジ機能による会計情報をもとに、免税販売時に必要な書類(購入記録票・購入者誓約書)を手間をかけずに発行できる。

ハンドスキャナで商品のバーコードを読み取るだけで税別価格を判別でき、パスポート認証済みの外国人旅行者には免税販売を、それ以外の国内顧客には消費税額を付加して販売する。外国人旅行者が日本国内で消費する消耗品への課税計算も実行可能。

レジ本体にはタッチパネル対応の10.4型ディスプレイを装備。ディスプレイはJIS IPX2準拠の防滴性能も備え、レシートや免税書類が発行できるプリンタも内蔵。オプションで自動釣銭機も用意されている。

プラットフォームにはAndroid 2.3.4を採用し、CPUにはARM Cortex-A9 Dual Coreを、512MBのメモリと、2GBのフラッシュROMも内蔵する。入力はメインディスプレイにソフトウェアキーボードを表示。プリンタ部分は1シートサーマル方式で、幅80mmまたは58mmの感熱紙を使用できる。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN。本体サイズはW395×D237×H229mm、重量は約5g。