KDDIは2月12日、国内デーセンターサービスの新拠点として「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」の提供を開始した。所在地は東京都多摩市となる。

「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」の外観イメージ

「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」は、国内最大級の電力供給能力、ラックあたり42kVA(定格)を備えたデータセンター。高い電力供給能力によりラックの収容効率が高まることから、国内外の顧客の事業推進を経済的にサポートするとしている。提供ラック数は、約4,000m2(約1,300ラック)。

首都圏を始めとした他エリアのデータセンターと「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」の併用により、有事の際のBCPおよびDRの対策として機能することから、顧客企業の事業継続にも貢献するという。自家発電機はN+1の冗長構成で、無給油で48時間以上運転可能。UPS設備も、N+1の冗長構成で、15分間提供可能となっている。

また、高効率の電源設備や省電力の空調設備、LED照明や人感センサーなどの導入により、電気使用効率PUEは1.31(設計値)となっている。

都心から30km離れた耐災害性にも優れた場所に位置し、東京都土地整備局による「地震に関する地域危険度測定調査(第7回)」にて最高ランクの場所だという。

建物は長周期地震動にも対応したハイブリッド免震方式が採用され、日本データセンター協会が定めるJDCC-FSにおいて、最高レベル「ティア4」に準拠している。