クレストとフューチャースタンダードは1月21日、通行人の関心度を記録して店頭ディスプレイの効果を数値化するカメラ「Esasy(エサシー)」を共同開発し、2月1日から受注を開始すると発表した。

「Esasy」では、ディスプレイ前を通過する人数や人通りの多い時間帯の検知、ディスプレイを見ているかどうかの検知、ディスプレイ前の滞留時間やディスプレイのどのエリアに関心を持つかなどを画像を元に数値化。これによって様々なディスプレイの効果を測定できるという。

ディスプレイへの「正対値」(正面を向いている人の数・位置・距離・時間)をトラッキングし「関心度」として数値化することで、サイン効果を定量的に測定できるほか、時系列データとしてグラフ化することもでき、複数のカメラセンサーを対象物視線上に配置し、複数台から抽出した「関心度」データを集計することで「注目を浴びている対象物(広告物)」を特定することも可能になるという。

なお、データはインターネットを介して、CSV形式でサーバーにアップロードされる。

ディスプレイ前の通行人の様子を「Esasy」が撮影し、項目ごとに通行人の行動を数値化(上手、イメージ))。分析された情報はCSVの一覧として蓄積され、通行人が何に関心を持っているかを分析できる(下図)

「Esasy」には、カメラとWi-Fiドングルがセットになった「Wifiモデル」と、カメラと通信機の「LTEモデル」がある。

料金はWifiモデルが導入時128,000円(税別)/台、月額が10,000円/台。LTEモデルが導入時155,000円(税別) /台 、月額が18,000円/台。契約はいずれもリースとなる。