グートは18日、ユーザーインタフェースのデザインやメディアプラットフォームを提供するプログラム「ARATAS」を発表した。2016年春より、アジアを中心とするグローバル市場で同プログラムによる格安スマートフォン「KAZE01」と「KAZE02」を発売する。

KAZE01

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KAZE02

「ARATAS」は、日本のクリエイターが筐体、壁紙、アイコン、着信音などのデザインを手がける「ARATAS DEVICE」、「ARATAS UI」、グートが企画し提供するメディアプラットフォーム「ARATAS NET」という3つのプロダクトから構成されているプログラムだ。

3つのプロダクトから構成される「ARATAS」

壁紙などのユーザーインタフェースデザインも日本のクリエイターが手がける

第1弾となるスマートフォン「KAZE01」と「KAZE02」は、元amadanaのデザイナーである鄭秀和氏が代表を務めるインテンショナリーズがデザインを担当している。製造は、中国のKingtech Mobile Ltd.が努め、約10カ国で年間30万から50万台の販売を計画しているという。

「KAZE01」の主な仕様は次の通り。

  • OS: Android 5.1
  • CPU: MT6735(1.3GHz、クアッドコア)
  • 内蔵メモリ: 1GB(オプションで変更可能)
  • ストレージ: 8GB(オプションで変更可能)
  • 外部ストレージ: microSD(32GB)
  • サイズ: W73.0×H144.8×D8.1mm
  • ディスプレイサイズ: 5.0インチ
  • ディスプレイ解像度: 1,280×720ピクセル
  • メインカメラ: 800万画素
  • サブカメラ: 200万画素
  • バッテリー容量: 2,200mAh
  • FDD-LTE: B1/B3/B7/B28
  • WCDMA: B1/B19
  • Wi-Fi: IEEE802.11b/g/n
  • Bluetooth: 4.0
  • カラーバリエーション: Black、White、Yellow
  • 想定販売価格: 160ドル

「KAZE03」の主な仕様は次の通り。

  • OS: Android 5.1
  • CPU: MT6735(1.3GHz、クアッドコア)
  • 内蔵メモリ: 1GB
  • ストレージ: 8GB
  • 外部ストレージ: microSD(32GB)
  • サイズ: W80.0×H149.0×D10.5mm
  • ディスプレイサイズ: 5.0インチ
  • ディスプレイ解像度: 1,280×720ピクセル
  • メインカメラ: 800万画素
  • サブカメラ: 200万画素
  • バッテリー容量: 2,200mAh
  • FDD-LTE: B1/B3/B7/B28
  • WCDMA: B1/B19
  • Wi-Fi: IEEE802.11b/g/n
  • Bluetooth: 4.0
  • カラーバリエーション: Black、Pink、White、Yellow
  • 想定販売価格: 140ドル

2機種の販売予定国(エリア)は、インド、インドネシア、フランス、フィリピン、スペイン、南米、北米、シンガポール、台湾、香港、マレーシア、バングラデシュ、ベトナム、日本。