富士フイルムは1月15日、APS-Cサイズのセンサーと28mm相当 (35mm判換算)の単焦点レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X70」を発表した。2月18日の発売を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は税別90,000円前後。

FUJIFILM X70、ブラックモデルとシルバーモデルがある

X70は、APS-Cサイズの「X-Trans CMOS II」センサーと、焦点距離18.5mm(35mm判換算で28mm相当)・F2.8のフジノンレンズを搭載した高級コンパクトカメラ。X-Trans CMOS IIセンサーは1,630万画素、ローパスフィルターレス。画像処理エンジンとして「EXRプロセッサーII」を搭載し、AFは最速0.1秒の像面位相差式を採用している。

Xシリーズでは初めて、タッチパネル操作が可能な液晶モニターを搭載。タッチシャッターやスマートフォンのようなメニュー操作が行える。また、180度回転式のチルト機構によって、ローアングル・ハイアングル撮影や自分撮りに活用できる。

APS-Cセンサーと23mm相当の単焦点レンズを搭載した姉妹機「X100T」と同様に、富士フイルムならではの「フィルムシミュレーション」機能を使用可能。クラシッククロームのほか、Velvia、PROVIA、ASTIAといった往年のフィルムの色合いを楽しめる。なお、X100Tとは異なり、X70はファインダー機能を搭載していない。

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X70の主な仕様は、以下の通り。

  • 撮像素子 : X-Trans CMOS IIセンサー (APS-C、有効1,630万画素)
  • レンズ : フジノン単焦点レンズ (焦点距離18.5mm、開放F2.8)
  • 感度 : ISO200~6400、拡張でISO100 / 12800 / 25600 / 51200に対応
  • 記録メディア : SD / SDHC / SDXCカード (UHS-I対応)
  • 液晶モニター : 3型・約104万ドット、タッチパネル付き
  • 動画撮影 : 最高1,920×1,080 / 60p
  • 撮影可能枚数 : 約330枚
  • サイズ / 重量 : W112.5×H64.4×D44.4mm / 約340g (バッテリーとメモリーカード含む)