ゼンハイザージャパンは1月7日、フラッグシップヘッドホン「HD 800S」を発表した。発売は2月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別200,000円前後。
HD 800Sは、2009年に発売された開放型ヘッドホン「HD 800」のさらなる上位にあたる機種。HD 800を継承しつつ新たなサウンドチューニングを施し、中域と低域の再現力を向上させた。
アブソーバーテクノロジーを新採用し、共鳴を吸収することで周波数応答の不要なピークを抑制。大音量の低周波音の中で小音量の高周波音が聴き取りにくくなる「マスキング効果」を除去し、音質の低下を防ぐ。トランスデューサーのサイズは大型の56mmで、特許を取得した独自のダイヤフラム(振動板)と組み合わせることにより、歪みを低減する。
主な仕様は、周波数特性が6Hz~51kHz、インピーダンスが300Ω、感度が102dB、重量が約370g。ケーブルは着脱式で、6.3mm標準プラグのストレートケーブルや、ヘッドホンアンプ「HDVD 800」などと接続できるXLR4シンメトリカルケーブル(ともに3m)が付属する。