次に、600mm F4レンズを装着したカメラをそのまま収納できるというリュック「aosta トレジャーズ」。メイン材には衝撃や摩擦に強い1680デニールナイロンを採用し、底面には耐水性に優れたEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)を用いるといったタフな仕様だ。
しかしながら、600mm F4という100万円超えの機材を預けるのに耐久性はどうか、使い勝手はどうかなど、ユーザーならば気になるところ。発表会では、実際に機材を出し入れして、使い勝手を確認、その性能を体感することができた。
最後に、単眼鏡「ケンコー SRシリーズ」の紹介。手ぶれ補正機能付きでIPX4相当の生活防水設計が特徴だ。有効径25mmの対物レンズには37mm径フィルターを装着でき、保護フィルターやPLフィルターを使えるという、ケンコー・トキナーらしい製品だ(フィルターは別売)。手ぶれ補正用の電源はCR2電池×2本(別売)で、連続作動時間は約30時間となっている。実際に持ってみるとグリップ感が良い。手ぶれ修正機能も、十分に効果を体験できた。
単眼鏡「ケンコー SRシリーズ」仕様
■ 1625SR 16X25FMCスタビライザー(64,000円) |
---|
倍率16倍、対物レンズ有効径25mm、実視野3.8°、1000m先の視野66.3m、ひとみ径1.6mm、明るさ2.6、アイレリーフ15mm、最短合焦距離4.5m |
■ 1225SR 12X25FMCスタビライザー(57,000円) |
倍率12倍、対物レンズ有効径25mm、実視野5.2°、1000m先の視野90.8m、ひとみ径2.1mm、明るさ4.4、アイレリーフ15mm、最短合焦距離2.5m |
■ 825SR 8X25FMCスタビライザー(42,600円) |
倍率8倍、対物レンズ有効径25mm、実視野7.8°、1000m先の視野136.3m、ひとみ径3.1mm、明るさ9.6、アイレリーフ15mm、最短合焦距離2.5m |
今回の「一般ユーザー向け新製品発表会」は、約1時間の催しだった。次回は未定とのことだが、2015年12月の開催を考えているとのこと。ちなみに、発表会の会場となったケンコー・トキナーの本社には、ショールームと直営店舗も併設されている。