iTunes Storeで販売している映像コンテンツの再生方法について触れておくと、Touchサーフェスを利用して、柔軟な早送り/戻しができる。動画を再生中に「再生」ボタンを押すと、押したタイミングのフレームで静止し、タイムラインとサムネイルが現れる。ここでタッチパッドを左右に動かすと、好きなシーンからの再生が行える。上方向にスワイプすることでもこのモードに入ることが可能だ。タッチパッドの左右の端を押さえてクリックすることで、10秒間の早送り/戻しもできる。さらにSiriを利用することで「2分戻して再生して」といったことも可能となっている。
また、再生中に下方スワイプすることで、チャプターを選択することや、音声の切り替えも行える。音声の切り替えにおいては、深夜など大きな音を出せない状況で、リミッターをかけて迷惑がかからないようにすることもできるようになっている。オーディオの出力先をBluetoothヘッドフォンに切り替えるのももちろん可能だ。
動画の再生中には、Siriを起動して、「大阪の天気は?」とか「サンフランシスコの日の出の時間」「○○の株価」などの情報を取得することもできる。iOS、Mac OS同様の機能がtvOSにも組み込まれているというわけだ。これらの機能を利用している間は、再生を一時停止しているので、用が済んだら、またコンテンツを楽しめる。