カシオ計算機は29日、Android 4.4以上に対応した作曲アプリ「Chordana Composer for Android」を発表した。同日からGoogle Playで販売を開始しており、価格は500円(税込)。

マイク入力

鍵盤入力

曲の編集

すでにiOS版の「Chordana Composer」をリリース済みだが、Android版が登場した。Androidスマートフォン/タブレットの内蔵マイクを利用し、短いメロディーを鼻歌で入力すると、イントロとエンディングも付いた伴奏入りのオリジナル曲を自動的に創作してくれる。画面上の鍵盤を使った入力も可能だが、音楽や楽器の知識がなくても作曲を楽しめるのが特徴だ。なお、画面デザインや操作性、機能などは、iOS版とまったく同じではない。

自動作曲の際は、曲のジャンル(10種類)、曲調(3種類)が選べる。曲のジャンルは、ポップス1、ポップス2、ポップロック、ロック、ジャズ、ジャズバラード、ダンス系、クラシカル、ラテン(以上の9種類はiOS版と同じ)に加えて、今回のAndroid版では新たに「演歌」を搭載した。曲調の選択肢は、楽しげな、バラード調、ノリの良い、という3種類だ。

また、小節単位のメロディー変化幅、メロディーの動きの大きさ、助奏(オブリガート)の有無なども指定できる。音楽の知識がある人向けに、自動作成した曲を五線譜で編集する機能を持たせた。作成した曲はMIDIデータに変換でき、このMIDIデータをメール添付などでPCへ送信し、MIDIデータに対応した音楽ソフトで扱うといった使い方も可能だ。