アイ・オー・データ機器は22日、ビジネス向けとして将来的なデータ量の増加にも対応可能な4ドライブNAS「HDL4-HEX」シリーズを発表した。8月上旬より発売する。4TB / 8TB / 12TB / 16TB / 24TBのモデルを用意。税別価格は4TBが138,000円、8TBが178,000円、12TBが218,000円、16TBが248,000円、24TB358,000円。

HDL4-HEXシリーズ

2つのHDD増設用スロットを搭載する4ドライブビジネス向けNAS。将来的にデータ量が増加した時でも容量の増設が可能となっている。RAIDに替わる仮想ファイルシステム「拡張ボリューム」を採用し、データの冗長性や保全性を確保しつつデータを維持したまま内蔵容量を増設できる。USB 3.0ポート×2基とUSB 2.0ポート×2基を搭載し、USB HDDを最大4台まで拡張ドライブとして利用可能。RAIDにも対応しており、対応RAIDモードはRAID 0 / 5 / 6。保存されたデータはAES 256bitで暗号化して保存が可能。外付けUSB HDDも専用フォーマットを行う時に暗号化を設定できる。

フェイルオーバーに対応したクローン機能では、NASを2台用意することでクローンを作成し、障害が起きても2台目のNASが自動でフェイルオーバーを行う。複数台の「LAN DISK」導入時に設定を一括で管理できる統合管理ツール「LAN DISK Admin」にも対応。そのほかにも、設定データをコピーして流用することで、複数台導入時の初期設定を簡単にする設定復元ツール「LAN DISK Restore」などを利用できる。「クラウド連携パッケージ」を追加すればクラウドストレージとの連携も可能。対応するのは、Amazon S3 / Cloudn / Dropbox / Microsoft Azure / Working Foldeなど。

CPUはIntel Atom(1.86GHz)、メモリは1GB、インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2。内蔵HDDにはNAS用の「WD Red」を搭載。本体には冷却用にファンを2基内蔵し、大型ファンを搭載することで回転数を抑えながらも効率良く内部の熱を放出する。本体サイズはW279×D222×H202mm、重量は約9.2kg。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003(SP1) / 2003R2 / 2008 / 2008R2 / 2012 / 2012R2。Mac OS X 10.5~10.10。

4台のHDDを内蔵する

背面