米Appleは7月9日(現地時間)、今秋リリース予定のOS Xの次期メジャーアップグレード「OS X El Capitan」のパブリックベータ版の提供を開始した。「Apple Beta Software Program」に登録することで無料で試用できる。

Apple Beta Software Programはリリースする前のソフトウエアのフィードバック収集を目的としたプログラムだ。Apple ID所有者でプログラム契約に同意すれば、誰でも参加できる。パブリックベータ版をインストールするデバイスを登録すると、Mac App StoreからOS X El Capitanのパブリックベータ版および今後のアップデートを入手できるようになる。パブリックベータ版にはAppleに直接フィードバックを送信する「フィードバックアシスタント」が付属する。なおパブリックベータ版に関する情報は、Appleが公開した技術情報を除いて同社の機密情報になる。たとえば、パブリックベータソフトの情報やスクリーンショットを公開したり、プログラム参加者以外に画面を見せるのは契約違反になる。詳細はApple Beta Software Program契約で確認できる。

Appleが開発者カンファレンスWWDC 2015(6月8日~12日)で発表したOS X El Capitanは、体験とパフォーマンスの向上に重点を置いたアップデートになる。フルスクリーンで2つのウインドウを並べる「Split View」という新機能を搭載。Mission Control、Safari、メール、メモ、マップ、Spotlightなどが強化・改善されている。