深頭筋セラピーについて説明する山本氏

頭にさわると、性格がわかる?

発表会にはSH-2681Sを監修した山本幸恵氏ご本人が登場。山本氏はこれまで3万人以上のに施術を行ってきた経験から、「頭に触ると、だいたいどんな性格の人だかわかります」と述べる。

山本氏が提唱する「深頭筋セラピー」とは、単純な頭皮ケアではなく、脳や感覚器官が集まる「頭」全体をケアするというもの。全身につながる頭へ施術することで、脳疲労や眼精疲労の解消などの効果が見込めるという。特に頭部の筋肉・筋膜(前頭筋、側頭筋、後頭筋、帽状腱膜)にアプローチし、つかみほぐす。頭部の筋肉は表情筋とつながっており、山本氏いわく「頭部の筋肉には心の状態や考え方のクセがレコーディングされている。頭部のコリは心のコリともいえる」そうだ。

実際にモデルさんに施術する山本氏。この指の動きを再現するのがSH-2681Sだ

山本氏は、側頭筋が「こってない人はまずいない」という(写真左)。頭頂部は特に張りやすい部分だそう(写真右)

実際使ってみて

SH-2681Sを実際に動かして、手のひらに当ててみたところ、吸い付くような感触で驚いた。頭皮をマッサージしてみると、しっかりとフィットしてコリをほぐしてくれる。筆者は毎日パソコンとにらめっこの生活なので、眼精疲労の解消に効果があるという後頭部に当ててみた。最初は少し痛いかなと思ったものの、しばらくマッサージしているとほぐれてくるのが感じられた。

少し心配だったのが、髪の毛が絡んで抜けてしまわないか、ということだった。乾いた髪に、それもけっこうキツく押し当てたが、髪の毛に絡まらないうえに頭の丸みにフィットしてマッサージしてくれる。10~15分ケアすることを考えると、重たい器具では話にならないが、SH-2681Sの重量は430g。腕を上げた状態でキープしていてもそんなにツラくない程度の重さだった。

指部分は硬すぎずやわらかすぎず、といった触り心地。頭皮をしっかりとつかんでくれる

本体は軽い。ぐっと握って頭皮に押し付けても、回転が止まることなくパワフルだと感じた

SH-2681Sができあがる前のプロトタイプたち。開発には3年を費やした

ホームページがリニューアル

ツインバード工業 代表取締役 野水重明氏

発表会にはツインバード工業 代表取締役 野水重明氏も登壇した。ツインバード工業は7月1日にホームページを大幅リニューアル。「一緒に、つくる、お客様と。」というコンセプトのもと、ユーザーとのリアルタイムな交流を図るという。その一環として、3月には東京都に体験型ショールームを備えた「日本橋ゲートオフィス」をオープン。今後はさらにユーザーの意見を拾い上げて、製品開発に活かしていくとする。

ホームページをリニューアル。日本橋ゲートオフィスは直接ユーザーの声を聞き取る場にしていく