ソニーは6月26日、1型の積層型CMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「RX100 IV」(DSC-RX100M4)を発表した。7月31日の発売を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は税別120,000円前後。
サイバーショットシリーズの高級コンパクト機「RX100 IV」は、同時発表の「RX10 II」とともに世界で初めて、メモリーを一体化した1型積層型CMOSセンサー「Exmor RS」を搭載(有効2,010万画素)。データの読み出し速度を従来の5倍に高速化した。
さらに、HFR(ハイフレームレート)と名付けられた最大40倍・960fpsのスーパースローモーション動画撮影機能、歪みを抑えた1/32,000秒のアンチディストーションシャッター、全画素読み出しの4K動画撮影機能(QFHD 3,840×2,160/25p、最長5分まで)などを実現している。
フルHD動画を撮影しながら、約1,700万画素の静止画を同時に撮影することも可能。オートデュアル記録機能により、フルHD撮影をしながら、カメラまかせで自動的に静止画撮影を行うこともできる。
レンズはF1.8~F2.8、24-70mm(35mm判換算)の「ZEISS Vario-Sonnar T*」。ポップアップ式のEVFは約235万画素の有機EL方式。ISO感度は標準でISO125~12800、拡張で80~25600の対応となっている。
バッテリーは、ファインダー使用時で約230枚、液晶モニター使用時で約280枚の静止画撮影が可能(CIPA基準)。動画はファインダー使用時、液晶モニター使用時とも約45分撮影できる(同)。ただし、4K動画については前述のように最長5分までの制限がある。本体サイズはW101.6×H58.1×D41.0mm、重量は298g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。
なお、RX100 IVは6月11日に海外で先行発表されていた。