グーグルは6月22日、一般のユーザーがPCやスマートフォンなどでキーワード検索した国内の世界遺産の検索数を集計し、トップ30を公開した。

ランキングは、2015年1月1日~6月8日に、日本国内で最も検索された世界遺産を対象としている。

検索数で堂々の1位は姫路城

期間中に最も検索された世界遺産は「世界一美しい城」とも言われる「姫路城」で、3月に改装工事が完了したことで注目度が上昇し、堂々のトップとなった。惜しくも2位となったのは「高野山」。弘法大師が修行場として開創し、2015年は1200年を迎えることから注目を集めており、10月には金堂と金剛峯寺等の御本尊特別公開が予定されている。

注目すべきは、5月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)に世界遺産への登録を勧告された「明治日本の産業革命遺産」も含まれており、その1つである長崎県の「軍艦島(端島炭鉱)」が3位にランクインしている。明治日本の産業革命遺産は、6月末に開催される世界遺産委員会では、世界文化遺産として大方登録される見通しで、さらなる注目が集まることが予想される。

2015年「世界遺産」検索ランキング トップ 30

1.姫路城
2.高野山
3.軍艦島(端島炭鉱)
4.平等院
5.薬師寺
6.醍醐寺
7.向島
8.東大寺
9.東寺
10.下鴨神社
11.松下村塾
12.韮山反射炉
13.春日大社
14.仁和寺
15.延暦寺
16.本栖湖
17.原爆ドーム
18.上賀茂神社
19.興福寺
20.西本願寺
21.龍安寺
22.天竜寺
23.唐招提寺
24.高山寺
25.西芳寺
26.宇治上神社
27.今帰仁城跡
28.三池炭鉱
29.日光二荒山神社
30.識名園