チルト可動液晶を搭載、オプションでEVFに対応する

PowerShot G3 Xのボディは長方形の本体をベースに、レンズ部とグリップ部が大きく突き出た形状となる。ボディサイズは、幅123.3×高さ76.5×奥行き105.3mm。標準ズームレンズを装着した一般的なミラーレスカメラよりやや大きいが、エントリークラスの一眼レフよりは一回り小さい、といったところ。電池とカードを含めた重量は約733gとなる。

光学25倍というズーム倍率を考えれば、PowerShot G3 Xの設計は小型軽量といっていい。同じく1型センサーと高倍率ズームを搭載した製品に、ソニー「DSC-RX10」やパナソニック「DMC-FZ1000」などがあるが、それらに比べてズーム倍率で勝りつつ、ボディはより小さくて軽い。

表面に梨地処理を施した高品位なフルブラック外装。グリップは大きめでホールドバランスは悪くない

雨滴やホコリに強い防塵防滴構造のボディ。天面にはオプションの外部ストロボやEVFを装着できる

液晶モニターはチルト可動式で、画面は3.2型、解像度は162万ドット。可動角度は上に180度、下に45度まで。ローポジションやハイポジションからの撮影、自分撮りがスムーズに行える。タッチパネル付きなので、AF測距点を素早く選択できるのも便利だ。

液晶を上に180度回すと自分撮りが行える

静電容量方式のタッチパネルを搭載。2本指のマルチタッチにも対応する

外付けタイプの電子ビューファインダー「EVF-DC1」をオプションとして用意

EVF-DC1は、チルト可動に対応。接眼部にアイセンサーを備え、液晶モニターとの切り替えを自動で行える

オプションのレンズフードとフィルターアダプターを装着した状態。アダプター経由で径67mmのガラスフィルターを使用できる

鏡胴部には、ローレット処理を施したスムーズリングを装備。マニュアルフォーカス操作のほか、カスタマイズによって感度設定などを割り当てることも可能だ

手動ポップアップ式のストロボを内蔵。オート発光のほか、マニュアル発光や後幕シンクロ、調光補正などに対応する