アイ・オー・データ機器は6月10日、オーディオ用NAS「RockDisk FOR AUDIO」シリーズを発表し、予約受付を開始した。500GB SSD / 1TB HDD / 2TB HDD搭載モデルを用意。発売は6月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は500GB SSDが49,800円、1TB HDDが22,384円、2TB HDDが28,864円(いずれも税込)。
2013年に「挑戦者」ブランドから発売された「RockDiskNext」の後継機種。直販限定モデルで、今回はアイ・オー・データ機器ブランドから発売される。オーディオ用NASとしての利便性を高めており、ネットワークオーディオで広く採用されているメディアサーバーソフトウェア「Twonky Server」を搭載した。ハイレゾ音源のDSD(dsf/dff)形式への対応をなど音楽データの配信機能に注力しており、パソコン、スマートフォンやタブレット、DLNA準拠のオーディオプレーヤーやAVアンプといった機器で再生できる。
メディアファイル再生用アプリ「RemoteLink Files」をスマートフォンなどにインストールすることで、外出先でも「RockDisk FOR AUDIO」内のファイルを再生可能。ストリーミング再生に対応したファイル形式は、Androidがmp3 / wav / m4a / aac / m4b / wma。iOSがmp3 / aac / m4a / m4b / wav / aif / aiff。
パソコンがなくても、無料の専用アプリ「MagicalFinder」から本機の操作や音楽ファイルの取り込みが可能だ。アイ・オー・データ機器がすでに発売している「CDレコ」(別売)を組み合わせることで、CDをリッピングしてパソコンを介さずにFLAC形式で本機へ直接保存できる。CDレコは、接続したスマートフォンやタブレットにCDの音楽を直接取り込めるCDドライブだ。
ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」と連携する機能も持つ。e-onkyo musicで本機のデバイス登録をしておけば、スマートフォンからe-onkyo musicで購入した楽曲を本機へ自動ダウンロードする。アイ・オー・データ機器は、データのバックアップとして、本機を2台導入したうえで同期させる「Remote Link Cloud Sync」機能を使用することを推奨。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LANで、本体サイズは約W85×D79×H130mm、重量は約340g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7~10.9、Android 4.1~4.4.4、iOS 7~8。
7月31日までに購入した人を対象に、「e-onkyo music」でハイレゾ音源を1曲ダウンロードできるクーポンがプレゼントされる。