週に1度のスペシャルケアでディープクレンジング

EH-SC50のブラシは、筆者がふだん使用している他社の洗顔ブラシより、毛足が細くてコシがある印象。ギュッと押し付けても毛がしなって力が分散されるので、肌への負担は少なそうだ

夏は、先述の日焼け止めのように落ちにくい化粧が多いため、「こすらない洗顔だけだときちんと汚れが落ちているのか不安」という人もいるだろう。そんな人のために、ブラシを使った洗顔もきちんと用意されている。数年前から、電動の洗顔ブラシが一般化しているが、EH-SC50でのブラシ洗顔はあくまでもスペシャルケア。可能なかぎり肌に刺激を与えないために、パナソニックは週1回のブラシアタッチメント使用を推奨している。ちなみに、ブラシはEH-SC50で唯一の消耗品で、1年に1回取り替えたほうが良い。替えのブラシアタッチメントは希望小売価格3,000円(税別)だ。

泡洗顔アタッチメントで約30秒ほど泡を作り続けると、中央が盛り上がるほどたくさんの泡が生成される。この泡をブラシですくい取ってブラシ洗顔をすれば、泡立てる手間が省けて便利

ブラシ洗顔は顔だけでなく、気になる首やデコルテ部分にも使用できる。「年齢が出やすい」といわれている部分だけに、このあたりの手入れも怠りたくない

効率的にクレンジングをなじませる温感メイクオフ

EH-SC50はクレンジングを補助する機能として、「温感メイクオフ」機能を持つ。温感メイクオフに使うのは、アタッチメント装着部の反対側にある「メイクオフパター」。化粧品とクレンジング料の油分をなじませてから浮かせて洗い落とす、という基本的なメイク落としの方法では、温かいほうがなじみやすい。手で肌をこすらず、摩擦の少ない素材でメイクをなじませることで、肌への刺激も減らしてくれる。

「メイクオフ」ボタンでメイクオフパターを温められる。1度ボタンを押すと約43度の「低」、2度押すと約48度の「高」でメイクオフ可能

メイクオフパターは軽く丸みを帯びた形状で、肌に沿いやすく、頬などにピッタリとくっつく。鼻の頭などでは少々すべらせにくいと感じた。メイクを落としやすくするだけでなく、温かくて気持ち良いのも個人的に気に入ったところ。肌に負担をかけずにマッサージ効果も期待できそうだ