VAIO株式会社は14日、15.5型ノートPC「VAIO Fit 15」の新製品として、主に3つの機能を追加した新モデル「VAIO Fit 15E | mk2」を発表した。店頭販売の個人向け標準仕様モデルと、ソニーストアで販売するカスタマイズモデル(VAIO OWNER MADE)があり、それぞれ本体カラーとしてブラック、ピンク、ホワイトの3色を用意。
個人向け標準仕様モデルは、色違いとスペック違いにより、上位モデル(ブラックとホワイト)、下位モデル(ブラックとホワイト、ピンク)という全5モデルとなる。発売日は、下位モデルのブラックとホワイトが4月23日、ピンクが6月予定、上位モデルが5月予定。価格はオープンで、店頭予想価格(税別)は上位モデルが144,800円前後、下位モデルが84,800円前後の見込み。
ソニーストアのカスタマイズモデルは、4月14日から先行予約を受け付けており、発売は個人向け標準仕様モデルと同じタイミングだ。最小構成価格(税別)は56,800円。なお、カスタマイズメニューでブルーレイディスクドライブを選ぶ場合は4月下旬の先行予約開始、本体カラーのピンクは5月下旬の先行予約開始という予定となっている。
ニーズが高い「3つの機能」を新たに搭載
新モデルの主な強化点は、VGA(D-Sub)端子の搭載、セキュリティチップ(TPM)の搭載、PCの省電力状態であるS4ステートおよびS5ステートから起動可能(Wake On Lan)という3点。ビジネスシーンにおいて多用される機能を追加し、ビジネスユーザーのニーズにより応えられるモデルにした。
個人向け標準仕様モデル(上位モデル)の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4510U(2GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 8.1 Update 64bit版。
15.5型の液晶ディスプレイは光沢(グレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)だ。タッチ機能には対応していないが、ソニーストアのカスタマイズモデルではタッチ液晶も選べる。日本語キーボードはテンキー付きで、キーピッチが約19mm、ストロークが約1.5mmだ。バッテリ駆動時間は、JEITA 2.0で約6時間、JEITA 1.0で約8時間となっている。
主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×1(with charging function)、USB 2.0×2、HDMI×1、D-Sub×1、マイク入力、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット、92万画素Webカメラ(Exmor R for PC CMOSセンサー)。本体サイズは約W380.3×D260.8×H25.1mm、重量は約2.5Kg。
下位モデルは、CPUがIntel Celeron 2957U(1.40GHz)、メモリがPC3L-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、液晶ディスプレイの解像度が1,366×768ドット、バッテリ駆動時間がJEITA 2.0で約8時間、JEITA 1.0で約12時間。その他の主な仕様は上位モデルとほぼ共通。