東急テクノシステムは、ヘッドマウントディスプレイを使った運転シミュレータを開発した。現実の走行環境に近い研修の実現を目的としたものだが、5月2日~4日の3日間、田園都市線たまプラーザ駅直結の商業施設「たまプラーザ テラス」で行われる鉄道イベント「たまプラーザ トレインパーク」で一般向けの体験会も開催される。

ヘッドマウントディスプレイを使った体験型教材利用イメージ

同シミュレータは、現実の走行環境をCGで再現し、360度の仮想空間内で、研修が行える「体感型教材」。本番さながらの臨場感と緊張感で研修を受けられるほか、従来の大型シミュレータに比べて使用面積が半分以下のスペースで済み、導入コストも約30%削減できるという。

同社では今後、鉄道・軌道事業者向けのみならず、交通誘導員向けの教育教材など、幅広く「体感型教材」を開発していく。