機能と拡張性をしっかり確保した格安モデル - 日本HP「HP 14-r200」

日本ヒューレット・パッカードの「HP 14-r200」は、レノボ・ジャパン「Lenovo B40」と同じく14型で解像度1,366×768ドットの液晶ディスプレイを採用したエントリーノートPCだ。スペックもほぼ同じで、「Lenovo B40」のライバル機といえるだろう。

「Lenovo B40」では、メモリ容量2GBのモデルが販売されているのに対して、「HP 14-r200」ではメモリが4GBとなる(メモリが2GBモデルをラインナップとしては用意しているものの、2015年3月上旬の時点では販売されていない)。そのため、最も安く買えるという点では、「Lenovo B40」に軍配が上がる。

ただし日本HPでは、販売価格から大きく値引きするキャンペーンを定期的に行なっている。タイミングによっては、スペックの高いモデルを「Lenovo B40」より安く購入できることがあるのだ。レノボ・ジャパン側も土曜のキャンペーンを随時実施しているので、格安PCの購入を検討しているなら定期的に両モデルをチェックするといい。

「HP 14-r200」と「Lenovo B40」は基本仕様やモデル構成は変わらないものの、細かなスペックの違いがいくつかある。ひとつはメモリの最大容量が異なる点だ。「HP 14-r200」ではCPUにIntel Core i3-4005U(1.70GHz)を搭載した上位モデルのみ、8GBまでとなっているが、そのほかのモデルでは最大メモリ容量は2GBまたは4GBまでとなる。

対して「Lenovo B40」では、中位~下位モデルでは最大8GB、上位モデルでは最大16GBまで搭載できる。ただし「Lenovo B40」はメモリ増設のオプションが用意されていないため、容量を増やす場合は自分で作業する必要がある(「HP 14-r200」では上位モデルに8GB増設オプションがある)。

ふたつ目の違いは、有線LANの最大通信速度だ。「HP 14-r200」は最大100Mbpsの100BASE-TXだが、「Lenovo B40」は最大1Gbpsの1000BASE-Tに対応している。有線LANを利用する機会が多いなら、「Lenovo B40」のほうが快適に通信できるだろう。

以上、ふたつの機種について細かな違いを紹介したが、普通に使うぶんには特に違いを感じることはないはずだ。どちらか迷ったときの参考として捉えていただきたい。

製品名 HP 14-r237TU エントリーモデル
量販店価格 49,800円から
OS Windows 8.1 with Bing 64bit
CPU Intel Celeron N2840(2.16GHz)
メモリ DDR3L 4GB
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵)
ストレージ 500GB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 14型、1,366×768ドット
タッチパネル -
有線LAN
無線LAN IEEE802.11b/g/n
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー -
Webカメラ 92万画素
主なインタフェース USB3.0、USB2.0×2、アナログRGB、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXCカードリーダ、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 6時間30分(MobileMark 2012)
本体サイズ W345×D244×H26-28mm
重量 約1.94kg