ティアックは、米Cakewalk社TASCAM Professional Softwareブランドの音楽制作ソフトウェア「SONAR」の新シリーズの国内発売開始を発表した。発売時期はアップグレード版が2月下旬、通常版・アカデミック版が3月上旬。価格はオープン。

SONAR PLATINUM

SONAR PROFESSIONAL

SONAR ARTIST

同製品は、Windows専用DAW(音楽制作)ソフトウェアの定番「SONAR」の新シリーズで、ユーザーフィードバックを元にした操作性改善と、近年ハイレゾ音源の配信で注目を集めているDSDフォーマットへの対応を行ったもの。高音質なファイル変換を実現したことにより、DSDファイルをPCM変換して編集し、DSDファイルとして書き出すことが可能となった。ラインアップは「SONAR PLATINUM」、「SONAR PROFESSIONAL」、「SONAR ARTIST」の3種となっている。

また、ボーカル編集を効率的にするVocalSync機能が追加され、ProChannelやスマートツールにも新たな機能が追加。デジタルコンソールのシーンメモリーのような音源比較を容易にするミックスリコール機能も追加された。さらに、「SONAR PLATINUM」、「SONAR PROFESSIONAL」には、「SONAR X3」にバンドルされていたAddictive Drums 2、Melodyne Essentialも引き続きバンドルされるとのこと。

そのほか、今回の新シリーズよりメンバーシップ制を導入。メンバーシップライセンス保持者は常に製品のサポートや、最新版を使うことが可能となる。店頭で販売されるパッケージ版にはすべて12カ月のメンバーシップライセンスが含まれており、12カ月経過後の更新は有償だが、更新時はユーザー向けの特別価格でライセンスを更新することが可能ということだ。加えて、新たに導入されたCakewalk Command Centerによってライセンスやシリアルナンバーが管理されるため、簡単にインストール、ライセンス管理を行えるようになっている。

なお、「SONAR」新シリーズのリリースに伴い、4月1日より「SONAR」新シリーズおよびTASCAMProfessionalSoftware 「SONARX3」シリーズのみが日本国内サポート対象となり、それ以外のCakewalk社製品はサポート受付終了となるとのことだ。