オンキヨーは2月4日、iOS/Android端末向けのハイレゾ音源゙再生アプリ「Onkyo HF Player」のメジャーアップデート版を公開した。iOS向けが「Onkyo HF Player Ver.2.0」、Android向けが「Onkyo HF Player Ver.1.0」。インストールは無料だが、1,000円の課金で世界初のDSDリアルタイム変換出力機能を利用できる。

iOS向けの「Onkyo HF Player Ver.2.0」

iOS端末向け「Onkyo HF Player Ver.2.0」では、iOS8対応と64bit端末への最適化をはじめ、画面左端から右スワイプによる前画面への移動、編集中のキューを置き換えるときの注意文表示に関する変更、DSD 11.2MHzのDoP出力のサポート(DSD11.2MHz以上の再生の推奨環境はiPhone5S以降)、DSD3MHzおよび6MHzのPCM変換再生/DoP出力のサポート、DoP出力時のポーズモードに関する設定の追加、リアルタイムDSD変換再生機能のサポート(有償、iPhone5S, iPhone6など64bit CPU端末のみ対応)など、ユーザー待望の新機能の数々が追加された。

さらに、AirDrop機能にも対応し、Macとの組み合わせではドラッグ&ドロップによるスマートな楽曲の転送も可能となった。この機能の動作環境は、iOS 8以降もしくはMac OS X Yosemite、MacはBluetooth 4.0(BLE)が必須だ。

Android向けの「Onkyo HF Player Ver.1.0」

一方、トライアル版から正式版へと進化したAndroid端末向け「Onkyo HF Player Ver.1.0」では、OTG(On The Go)ケーブルを使用して、ポータブルヘッドホンアンプやUSB DACなど外部USBサウンドディバイスへハイレゾ音声のデジタル出力を実現するため、新たに同社独自の「Onkyo USB Audio HF Driver」がアプリ内に実装された。また、自動アップサンプリングや、リアルタイムDSD変換再生(有償、2GHz/4コアの以上CPUが必須)などの機能もサポートされている。

なお、課金せず無料版アプリとして利用している状態では、ハイレゾ出力には非対応。48kHzまでの音源再生に制限されている。