リンクスインターナショナルは30日、PLEXTOR製のPCI Express 2.0 x2対応SSD「M6e Black Edition PCIe Series SSD」シリーズを発表した。128GB / 256GB / 512GBの3モデルを用意し、2月7日から発売する。店頭予想価格は、128GBモデルが20,630円前後、256GBモデルが34,370円前後、512GBモデルが62,620円前後。
各モデルとも、コントローラに「Marvell 88SS9183」、NANDフラッシュメモリに東芝製の19nm Toggle NANDを採用。DDR3キャッシュメモリの容量は、128GBモデルが256MB、256GBモデルが512MB、512GBモデルが1024MBだ。AHCI互換を備え、OS標準のAHCIドライバで動作する。UEFIブートとBIOSブートをサポートしており、OSの起動ストレージとして利用可能だ。各モデルの主要パフォーマンスは下表の通り。
型番 | PX-128M6e-BK | PX-256M6e-BK | PX-512M6e-BK |
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容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
最大シーケンシャルリード | 770MB/秒 | 770MB/秒 | 770MB/秒 |
最大シーケンシャルライト | 335MB/秒 | 580MB/秒 | 625MB/秒 |
最大ランダムリード(4KB) | 96,000 IOPS | 105,000 IOPS | 105,000 IOPS |
最大ランダムライト(4KB) | 83,000 IOPS | 100,000 IOPS | 100,000 IOPS |
本体にはヒートシンクカバーを設けており、継続的なストレージアクセスで熱を持つ場合でも効率的な廃熱を行う。温度上昇による各チップの性能低下を抑制し、長寿命化にも貢献する。そのほか、外部SATA電源コネクタ(接続は必須ではない)、アクセスLED用ピンヘッダを備えている。
SSD RAMキャッシュ機能の「PlexTurbo 2.0」を搭載し、主に3つの機能で構成される。「Performance Boost」はアクセス頻度に応じてデータを自動検出し、最適なキャッシュパターンを適用。「Safe Power Loss」は、停電や意図しないシステムダウンからキャッシュデータを保護し、「Life Extension Mechanism」は独自アルゴリズムでSSDの劣化を抑制する。また、TRIM、S.M.A.R.T.、NCQ、AES 256bit暗号化といった機能もサポート。
フォームファクタはPCI Expressで、x4スロット、x8スロット、x16スロットで使用できる。本体サイズはW180.98×L121.04×H22.39mm、重量は最大180g。対応OSは、64bit版のWindows 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2008 / 2012 / 2012 R2、Linux系。セキュアイレースやS.M.A.R.T.情報取得といった機能を持つソフトウェア「Plextor SSD ユーティリティ」が付属する。