Vivaldi Technologiesは27日(CET時間)、新ブラウザ「Vivaldi」の最初のテクニカルプレビュー(v1.0.83.38)をリリースした。対応OSは、Windows、Mac OS X、Linux deb(Ubuntu/Debian)、Linux rpm(Fedora)。

新ブラウザ「Vivaldi」

Vivaldi TechnologiesのCEOを務めるヨン・スティーブンソン・フォン・テッツナー氏は、Opera Softwareの共同創設者・元CEOだった人物で、2011年にOperaに対する社内での価値観の違いを理由にOpera Softwareを退職した。Vivaldi公式サイトに掲載されている、新ブラウザ開発ストーリーには、ユーザー視点の開発を大事にしつつ、最も速いブラウザを目指してOperaが生まれたが、Operaは今やその方向性を変えてしまった、と綴られている。

「速く、機能豊富でユーザーのために作られたブラウザ」と紹介される新ブラウザ「Vivaldi」は、日本語も含む10カ国語に対応。キーボードショートカット機能「Quick Commands」、閲覧ページにタグを付けて分類する「Notes」、空白ページにお気に入りのサイトをサムネイルで表示する「Speed Dials」、タブの集約機能「Tab Stacks」などの機能が盛り込まれている。メールや同期機能、拡張機能などにも取り組んでいるという。

Vivaldiで表示したマイナビニュースPCチャンネル

設定画面は、日本語も含む10カ国語に対応。タブ位置やパネル位置、キーボードショートカットの設定など、細かくカスタマイズできる。初期検索エンジンにはGoogleが設定されている

Vivaldiのダウンロードページ。手元のWindows搭載PCでは、32bit環境でブラウザが起動しなかったため、64bit環境のみに対応していると思われる