AtermWG1200HP

NECおよびNECプラットフォームズは14日、無線LAN(Wi-Fi)ルータ「Aterm」シリーズの新製品として、IEEE802.11acやWi-Fi中継機能に対応した「AtermWG1200HP」を発表した。単独モデルとイーサネットコンバータセットを用意。価格はオープン、店頭予想価格(税別)は前者が10,000円弱、後者が19,000円弱の見込み。

5GHz帯のIEEE802.11a/n/ac、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに準拠し、5GHz帯と2.4GHz帯の同時使用が可能。IEEE802.11ac接続時の最大通信速度は867Mbps(規格値)で、アンテナ数は5GHz帯が送信2本×受信2本、2.4GHzも送信2本×受信2本だ。子機の位置を検知して集中的に電波を送信する「ビームフォーミング」に対応し、通信の安定性や高速性の向上に役立つ。

「Wi-Fiデュアルバンド中継機能」では、本機を中継機とした場合、親機とは5GHz帯か2.4GHz帯いずれかの通信となるが、本機と子機(PCやスマートフォン)は5GHz帯と2.4GHz帯で同時に通信できる。本機を複数台使う「多段および並列のWi-Fi中継」をサポートしており、合わせて3台までを推奨している。

Wi-Fiデュアルバンド中継機能のイメージ

iOS用・Android用のアプリ「Atermスマートリモコン」を用いた、接続コントロール機能の「こども安心ネットタイマー」を搭載。本機に接続する端末(PC、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など)に対して、インターネット接続を許可する曜日や時間帯を個別に設定しておける。一時的な接続の許可や禁止も可能だ。

Wi-Fi接続機能としては、本体のボタンを使う「らくらく無線スタート」、WPS、QRコードを使う「らくらくQRスタート」、NFCを使う「らくらくかざしてスタート」を備える。セキュリティ機能は、マルチSSID、ネットワーク分離、MACアドレスフィルタ、WEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など。

有線LANインタフェースは、WAN側がGigabit Ethernet×1基、LAN側がGigabit Ethernet×3基。本体サイズは約W33×D97×H146mm、重量は約0.3kg(ACアダプタを除く)。