リコーは1月14日、静岡県御殿場市に「リコー環境事業開発センター」を開所すると発表した。2015年夏から順次業務を開始する予定。

「リコー環境事業開発センター」は、閉鎖中の御殿場事業所に設けられ、従業員規模は1000人を予定している。

「リコー環境事業開発センター」が開設される御殿場事業所

リコー環境事業開発センターでは、「環境技術の実証研究」や「リユース・リサイクル技術の実践・最適化」を行う。

「環境技術の実証研究」については、当初はケミカルヒートポンプを応用した蓄熱輸送技術、廃プラスチック油化技術、無人搬送車(AGV)技術などの実証研究を行い、加えて太陽光発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーへの取組みも予定。また、本センターにおけるエネルギー創出・変換・利用システムを構築し、自給自足の循環型モデルを実践する。

「リユース・リサイクル技術の実践・最適化」については、現在全国12箇所に分散しているOA機器のリユース・リサイクル機能を順次4箇所に統合し最適化を図る。本センターは、その中心的な拠点となり技術開発を主導していくという。

新規事業領域においては、産官学連携のオープンイノベーションコンセプトの下、積極的な人材交流などに注力していくという。