電車のない深夜や荷物が多い時など困った時にありがたいタクシー。最近はタクシーを配車してくれるアプリに注目が集まっている。アメリカ生まれの「Uber」や、日本のタクシー会社による「全国タクシー配車」「タクシー東京無線」などがそれだ。そんな中、先日、LINEによるタクシー配車サービス「LINE TAXI」が提供開始された。ただ、こうしたタクシー配車アプリは利用可能なエリアや料金、決済方法が違っており、どのサービスを使えばいいのか悩むところも多い。本稿では、「UBER」「全国タクシー配車」「タクシー東京無線」、「LINE TAXI」の4サービスの内容について比較していきたい。

高級なハイヤーからタクシーまで配車可能「Uber」

「Uber」は、アメリカ発の世界53ヵ国で利用されているハイヤー・タクシー配車アプリ。スタート当初はハイヤーのみの配車だったが、日本では2014年3月から提携事業者のタクシーが利用できるようになった。

マップの現在地やピンを刺した場所に何分で配車できるかすぐに表示される

タクシーやハイヤーなど目的に応じたサービスが選択しての利用が可能

目的地までの料金はハイヤー利用のみ概算できるようになっている

なお、本稿執筆時点で「Uber」で手配できるサービスは車種や料金別に以下の4種類に分かれている。

  • uberTAXI
    一般的なタクシーで、料金は通常のタクシーの乗車料金+迎車料金。

  • uberプレミアムTAXI
    トヨタクラウンロイヤルシリーズ、BMW 7シリーズなど高級な車種を使ったタクシーで、料金は「uberTAXI」の料金に取扱手数料が500円プラスされる。

  • uberBLACK(ハイヤー)
    一般的なハイヤー。開始料金が103円で毎分67円、1kmごとに308円加算され、最低料金は823円。

  • uber BLACK VAN
    バンを利用したハイヤーで乗車可能人数が多い。料金は「uberBLACK」と同じ。決済はクレジットカードのみで、Uberのアカウントを作成する際にカードの登録が必要。また、アプリでは配車だけでなく、他のユーザーと料金を割り勘にできる機能や到着時間を他の人に知らせる機能など便利な機能が搭載されている。

利用可能なエリアは「Uber」のサイトには東京と記載されているが、実際にアプリを起動して確認すると、配車時間を表示して配車できるエリアは渋谷区、港区、中央区とかなり限られていて、東京のどこでも気軽にというわけにはいかないようだ。

また2015年1月現在、Uberのサイトから招待リンクをFacebookやTwitter、メールで友達にシェアすることで最大2,000円無料になるクーポンコードが配布されている。Uberではクーポンを使ったキャンペーンをよく行なっているので、利用する際にはクーポンを取得するのがおトクだろう。