東芝は6日、HDDとSSDを一体化したハイブリッドドライブの2.5型SSHDとして、9.5mm厚で容量1TBの「MQ02ABD100H」と、7mm厚で容量500GBの「MQ02ABF050H」を発表した。2月からサンプル出荷を開始する。

「MQ02ABD100H」と「MQ02ABF050H」

19nm第二世代プロセスのMLC型NAND型フラッシュメモリを搭載したSSHD。HDDには高面記録密度の磁気ディスクを搭載し、NAND型フラッシュメモリをキャッシュメモリとして使用。大容量と高速性を両立している。形状は2.5型HDDとほぼ同じなので、システム内にある2.5型HDDをそのまま置き換えられる。

今回、NAND型フラッシュメモリをコントロールする機能を、HDDをコントロールするSoCに含める構成に変更。これにより、不良ブロック管理、エラー訂正、論理ブロックの変更、ウエアレベリングなどの技術が統合され、効果的にSSHDの動作を制御できるようになった。

「MQ02ABD100H」の主な仕様は、インタフェースがSATA 3.0(6Gbps)、フラッシュメモリサイズが8GB、バッファサイズが64MB、回転数が5,400rpm、平均回転待ち時間が5.56ms、論理データブロック長(HOST)が512Byte、論理データブロック長(DISK)が4,096Byte。本体サイズはW69.85×D100×H9.5mm(「MQ02ABF050H」は7mm)、重量は117g(「MQ02ABF050H」は92g)。