四、割り込みするべからず
行列には数名のグループで来る人も多いが、このとき最初に並んでいたところに、あとから仲間が加わることがある。当人たちにとっては「最初からこの人数で並ぶ予定だった」と言いたいだろうが、後ろに並んでいた人たちにとっては「後から来たやつは後ろに並べ」と言いたくなるのも当然だろう。一説には、軽犯罪法第1条第13号で、行列の割り込みには拘留または過料が科せられる恐れがあるという。余計なトラブルを起こさないためにも、仲間がいようがいるまいが、列に並ぶのは現地に到着した順、これを徹底したい。
五、現地に迷惑をかけるべからず
行列というのは、並んでいる当人たちは楽しいかもしれないが、現地の住人にとっては単なる迷惑だ(自分の家の前にずらっと人が並んでいるとしたら、どう思うだろうか?)。夜中もうるさく、ゴミを捨てていき、自分の店に客が入る邪魔になる。こうした不満が募れば、やがてアップルに行列を作るな、という圧力がかかることになる。行列を作っている側は現地に迷惑をかけている自覚を常に持とう。
六、トラブルを起こすべからず
どんなものであれ、行列というのは警察からいい顔をされない案件だ。何かトラブルがあった場合、いつでも行列を解散させられる危険があると思っていい。楽しいお祭りに参加したはずが、自分がLucky Bagにトドメをさしてしまった、ということにならないとも限らないのだ。絶対にトラブルは起こさないように。
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毎年ヒートアップするLucky Bagの行列だが、今年は都内に3店舗めとなる表参道店が誕生したため、都内は3箇所から選べるようになった。表参道店は新たな基幹店舗としての位置付けもあるようで、イベントも多く催されており、駅から近いという利点もある。毎年銀座で悔しい思いをしている人は、表参道店が狙い目かもしれない。
ただ、いずれにしても確実を期すなら、前日の午後までにはどこに並ぶかを決めておいたほうがいいだろう。